神に還るプロセス（それぞれの視点での表現）

今日の記事は、長年の経験をもとに、様々なティーチャーの発信内容を比較すると矛盾が発生し、それに混乱されている方へのメッセージです。

あくまで、私の主観での話ですので、下記のことが絶対的なことではありません。しかし、何かの指標になればと思い書きました。

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十数年前から、ACIM（奇跡のコース）の勉強会に参加して、学びをしていました。また６年前には、自覚（自らに目覚める、出来事に気づいている＜私＞に気づく）ということにも取り組んでだ時期があります。３年前からは思考観察（思考に気づいている意識に気づく）も徹底的にやった時期があります。自覚と思考観察はほとんど同じ行為で、呼び方が違うだけです。

ACIMでは「許し」というものを日々行います。ACIMでいう「許し」とはこの世界が幻想だと気づくことをする行為です。

自覚は、この世界を<私＞が創造していることに常に気づこうとします。

一見、やっていることの方向性が真逆に感じるのですが、出来事に対する矢印を内に向ける作業は同じで、気づくことも、同じところにたどり着きます。

例えば、嫌な上司に小言をいわれて、むかついたとします。

許しは、その出来事が実際は起こっていなかったことを思い出し、なぜ、起こっていない出来事に対して、自分が嫌な感情を作ってしまったかを観ていきます。最終的には神の平安にたどり着きます。（聖霊[ホーリスピリット]や兄弟姉妹[学習仲間]の助けを借りながら取り組みます）

自覚は、その出来事を創造した＜私＞がいたことに着目し、＜私＞がその出来事を創造したにも関わらず、なぜ、嫌な感情を＜私＞が作ったのかに着目します。それを観ていくと、今ここにある平安（神の平安）に気づくのです。（自覚を進めていくと、内なるマスター（内なる師匠）が立ち上がってきて、その導きと助けで自覚を進めていきます。内なるマスターの役割はACIMでいう聖霊の役割に相当すると考えています）

それゆえ、「自覚」とACIMが言っている「許し」で行っている行為はニアイコールで、今ここにある平安（分離のない平安）＝神の平安にたどり着く行為だと言えます。（実際、それぞれの方法をやってみて、同じ処にたどり着きました）

この視点は、下記の図で下から１番目の層にあたります。「個がある最終段階の視点」と書きましたが、ここでの取り組みは、個がああることが前提で、個の選択により神（全体）に還ることが可能であるという視点です。