何が現実か?
ある時、こんな質問をされました。
「レムリア文明やレムリア人は、現実に存在したのでしょうか?」
その時の、私の答えは、
「今ここにすべては存在しています」
でした。
その方は、
「それはわかっているけど、本当(現実)のことなの?」
ここで、現実とはなにか? を明確にしなけば、この会話は成立しません。
まず、究極の視点から見ると、
物質世界も非物質世界、太古の文明、宇宙、すべて幻想です。
ただ、真我のみ存在します。
色(現象界)の視点に立つと、相対的現実というものがあります。
私達が起きている時(目が開いている時)は、現実だと言います。
夜、睡眠中の夢は、「ただの夢で現実ではない」と皆、言うでしょう。
人によって、「霊界は存在する(現実)」或いは、
「霊界は存在しない(現実ではなく、ただの空想)」と意見が分かれます。
また、「レムリア文明は実在した」と言う人と、「それは空想だ」という意見があります。
人の意見によって、それが現実か、現実ではないか分かれます。
結局、相対的現実というのは、
「あなたが、それをリアルだと認識すると、現実になる」
と言えます。
なぜなら、それらは、絶対的真実の視点からみると、すべて幻想だからです。
幻想の中で、どれが現実かと議論しているわけです。
その議論自体、意味がないことが、その視点からみるとわかるでしょう。
しかし、その視点からの回答を聞くと、全部幻想だったら、生きている意味がないと感じる方もおられるでしょう。
そうではないのです。
絶対的真実だけで、人は生きていません。
相対的真実というものもあります。
その視点に立つと、地球には70億の人がいて、様々な動植物がイキイキと生きています。
古代の文明も存在していて、非物質世界も確かにあります。
立体映画の世界は、幻想ですが、その世界があるという視点にたつと、
私達は、その映画の世界を楽しめます。
あなたが想像できるものは、すべてあると言えます。
全部、いまここ(立体映画のフィルムの中)にあるのです。